<L to R>
Duellin' Flint Gebhardt / Barry "Space" Hillien / Charlie Bob Bent /
Chickinshakin' Lolly Hanks Jr. / Snakebite Ryan / Kjell "K.K." Karlsen

>>> CDのライナーノーツを読む!

>>> それぞれの曲解説を読む!

The International Tussler Societyは、1993年、アメリカのそんなに知られてないB級ムービーの監督に、今度作る映画のサウンドトラックをやってくれないかと頼まれたのが全てのはじまりであった。などなどという詳しい話は昨年再々々発売されたボーナストラックをてんこもりいれたCDのライナーノーツに初めて書かれた(あらましはファンならみんな知ってたけどね…)。さらに、それぞれの曲についての解説までついていたうえ、その発売にあわせるように、昨年何度もライブをやり、さらに今年、2004年に入って新たな曲のレコーディングを経て、さらにライブが行われたり予定されている。楽しみのためだけにやってんじゃないかというこのバンド、演奏してる方も、見てる方もとにかく楽しめる!そんな「カントリー&ウエスタンバンド」である。

なんでカントリー?頼まれた映画というのが、マカロニウェスタンみたいなもので、Gebはその頃すでにバンジョーを手にしていたし、こりゃやってみなくちゃ!!!ってな感じで始めたようだ。はっきり言って、彼ら自身、本当に音楽ファンなわけで、やってるうちにほんとに楽しくなっちゃったのだと思う。じゃなきゃ、未だにこれが続いているわけはない。ライナーの曲解説を読めば、どんくらいあれこれ知ってる人たちなのかよくわかると思うけれど…最近ではThe DeadやGram Persons、Status Quoのカバーもがんがんやっているそうで、単純に楽しんでるんだな〜と思うばかり。もちろん、オリジナルも原曲からは想像もできなかったものもたくさんあるし、最初は本当にびっくりさせられた。なにしろ、Demon Boxの後にこんなものがくるとは思いもよらなかったわけだから。そのギャップがあまりにもすごくて、何なんだ、この人たちは…と思ったのは当然のことであった。そういったあたりも曲解説でしっかり説明されていて、ファンなら必読!

思うに、Grateful Dead見るのに自分のライブキャンセルしてまで観に行ったという逸話を持つBentがこれを楽しまないわけないとも思われる。Gebももとからカントリー好きというのは知られていたし。ことの始まりから10年。気の合う仲間と楽しんでやってるって域に達してるようだ。

ちなみに、MP以外の3人は以前Albino SlugというTrondheimのバンドのドラマーをしていて、その後ずっとMPと仕事をしているMorten Fagervik、TrondheimにBrygga Studioを所有している知られたプロデューサーでもあり、はたまたキーボードプレーヤーで、93年近辺、MPのプロデュースおよびキーボードプレーヤーとして一緒にツアーもしていたLars Lien…素晴らしいシンガーでもある…、そして、ノルウェーでトップクラスのスティールギタープレーヤーK.K. Karlsen。まぁ、音楽おたっきーでもって、演奏の腕もハンパじゃない人たちが集って好き放題やってますみたいなあたりで、ファンも存分に楽しませてもらえるバンドなのである。

The ITSのライブは、時には3時間半にも及ぶ事もあり、ラッキーにもそういうライブを見れたファンはひたすら涙するのみ。つい先日でも30曲以上やっている。たいてい、1部、2部みたいなかんじで、途中にブレイクが入るけれど、ノルウェーのライブって、間の休憩は10分程度。すぐにバンドは出てくる。恐るべし体力、そして、やってるほうもいかに喜々としてるかってのがわかると思う。

そんなバンドは今年、2004年にもう1枚リリースを予定している。カバーは入らず、オリジナルのみで、架空の(?)本のサウンドトラックといった形を取っているといくつかのインタビューでGebが答えている。また、楽しいアルバムを届けてくれるだろうと思う。ぜひ、一度は聞いてみて欲しい。