いや、実のところいうと…行くかどうかもの凄く迷ってました。
中国でライブやるらしいというのは、その話が出る少し前に聞いていたのですが、なにしろ日程なども良くわからず、さらにはビザの関係でどうなるか分からないとか言う話もあり…。
そうこうしているうちに、フォーラムに中国のライブの日程などが上がって来て(さすがヲタファンのみなさん!)おおおお!と思って、一日中Google Mapとにらめっこの日々が続き…
続いていたのではありますが、行こうかなと思っていた広州が日程変更になってるし、重慶は無理でしょ、飛行機考えたら…で残るは最後の北京…。
いや、迷いに迷いました。場所などは分かったんですけど、中国行ったこともないし…とうだうだ数日悩んでいて、飛行機あと2席なんだ、じゃ、もう一日考えて…と次の日見てみたら、最後の1席!!!
はい、思わずぽちっとな、です…ぽちっとやってしまいました。
それが、ライブの3日前…。
さ〜どうしたものかこれ…無理無理バイトの休みをお願いして…なんとか休ませてもらって、準備も何も、ほとんどわけのわからないまま北京に飛ぶことに。さらには、出発ギリギリで、様子わからないから、ライブ会場の近くのホテルがいいと…前に抑えていた所をキャンセルして変更…。
ただ、日本を立つ前に、Twitterでフォローさせていただいている方が、留学中にまさしくそのライブハウスのあるエリアに住んでいたということで、様子を教えて下さり、全く未知の世界に対して少しだけ緊張がすこしほぐれ、さらには、飛行機でたまたま隣になった方(女性)が、毎年10回くらい中国に通ってらっしゃるという中国通な方で、その方が、本当にたくさんお話をして下さって、中国のこと好きになってくれるといいなとおっしゃって下さって。
そんな調子で、自分本当に中国に来ちゃったのね…的な感覚でした。
タクシーに乗ろうかと思っていたんだけど、空港鉄道と地下鉄で大丈夫だよと教えていただいたので、チャレンジしてみるか〜と。いや、本気、地下鉄わかりやすかったです。乗り換えも迷うことも無かったです。何しろ漢字ですから。ソウルより簡単とまで思ってしまった。ただし、空港鉄道や地下鉄に乗る時に、荷物をX線検査にとおさねばなりません。これは他国ではないですよね。
そんなこんなであっさり到着して、2日間だけだからと国際ローミングオンにして。
LANやWiFIからだと、Twitter、Facebook、YouTubeなど遮断されてると聞いていたのですが、国際ローミングであれば、問題なく利用出来ました。それで、着いたよ報告などをしばしして…会場の場所だけでも下見にいってみようと…ホテルの周りを散歩してみることに。
結構にぎやかな界隈で、人も多いし、お店もたくさんあって、へぇ〜と思いながら歩いていたんですが、ホテルをでてものの5分くらいで…道ばたの屋台で何かを食べている御一行に遭遇…!
えwwwww まさかのwwwww
みなさん初の中国でのライブを楽しんでいました。本当なら、大きなフェスティバルにも出演出来ていたはずなのだけど、ビザが上手く通らなくて、それらは実現しなかったとのこと。それでも、日本人でも未知な感じの中国、ヨーロッパの皆さんからするとわたし以上に不思議だったんじゃないかと思います。
今回の中国ツアーは、国の機関からその為の資金を昨年秋に受け取っていて、文化交流という目的もあったので、コーディネートした中国と深い関わりのあるノルウェー人の方が、地元のミュージシャンとMPの共演も事前に準備していて、北京でも非常に素晴らしい演奏家の方々も見ることができました。面白かったです。
また、ツアー中にBentがライブ報告もアップしていたので、ファンも様子がいくらか分かったのではないかと思います。
広州、重慶では一緒に演奏したStåle Storløkken氏は他の予定があって、北京のライブの当日ノルウェーに帰らなければならず、北京ではトリオでの演奏でした。Ståleの演奏が久々に見れる!!!とめちゃくちゃ楽しみにしていたのに、凄く残念でした。でもこればかりは…。でもトリオのMPも最近では珍しいので、これはこれで貴重でした。曲の途中にSnahがしゃがみ込んでエフェクターを色々操作したりもしていて、そういう場面も多々あって、面白かったです。
北京の会場は、XPという名前のクラブで、北京在住の外国人の方が経営している、相当なヲタクでも知らないようなバンドが海外からやって来て演奏していたりする場所で、北京インディー界隈の皆さんも集うところのようで、雰囲気としては、東京とかのこじんまりとしたライブハウスと変わらないんじゃないかなという感じで、違和感は全然なかったです。
北京の音楽シーンについても色々と面白い話を聞かせてもらったのですが、北京、よい所でした。めちゃくちゃ感想はあるんですが、話が大幅にそれちゃうので、北京、機会があればぜひぜひ訪れてみて下さいというのは書いておきます。